yurico’s note

BLイズマイライフ♡BLのこと。感じたこと。時々日常

なぜこんなにも『DARK BLUE KISS』に惹かれるのか?について考えてみた①

 

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DarkBlueKissを視聴して二週間?未だDBK熱の冷める様子は見えず、象印マホービンのごとく熱いままでございます。そこで今回は、なぜこうも『DarkBlueKiss』というドラマに心を奪われるのか?他のドラマと何が違うんだろう?答えを見つけるべく自分なりに掘り下げて考えてみました。

 

▼前記事

・繰り返しになりますがDarkBlueKissに惹かれる最大の理由は『PETEとKAO』この愛すべき2人がもたらす多幸感にあるのです。では具体的に「多幸感」とはどういったものなのでしょう?
本題に入る前に、まずは視聴したドラマをおさらいを♪

 

2gether the series・私をタイBL沼に引き込み、全世界のボーイズラブファンにその存在を知らしめた、タイBL史に名を遺すBLドラマ誕生の瞬間に立ち会えた事に感謝です。

サラワット×タイン

ツンデレなサラワット(攻)とまだ本当の恋を知らないタイン(受)目で語る、口数少な攻めが嫉妬したり甘えたり独占欲を見せる姿は私たちをキュンと萌えの嵐に巻き込きこみました。そして天然タインが自分の中のサラワットへの気持ちに気づき2人が本当の恋人になっていく様は何とも言えない甘酸っぱさを感じずにはいられませんでしたね。

『サラワットの気持ちにタインの気持ちが追い付く、今からはじまる同級生CP』

 

ラブ・バイ・チャンス

・こちらも大人気作品。4CPが織りなすラブストーリー

▶ エー×ピート
正義感が強く一本気なエー(攻)と自己肯定感の低いピート(受)が恋人になるまでと恋人になってからのイチャイチャがてんこ盛りです(かなり攻めたシーンも!)序盤悲しい場面もありますがタイトルが与える印象そのままにPOPなBLドラマでした。

俺について来い!男気溢れる攻めと笑顔で頷く従順受CP』

 

 ■ Until We Meet Again~運命の赤い糸 

・DBK登場により案外迷わず戻ってこれました(セーフセーフ)が、そうじゃなかったら、大好物の輪廻転生という設定。しばらく戻って来れなかったと思います。

▶ ディーン×パーム(今世CP)
「生まれ変わっても必ずお前を見つけ出す」という運命が絡むストーリー設定。そして『歳の差・身長体格差萌え』といった腐女子の夢を全て叶えてくれました(涙)ディーン先輩がパームをすぐ壁際に追い詰めるんですよね。その度に「近い!近い!」って何回キャーキャー言った事か♡

『赤い運命の糸で結ばれた、年上スパダリ攻めとすべてが可愛い健気年下受CP』

 

・それぞれのドラマの良さがあり、各カップルの特徴と萌えどころも様々。良質なBLドラマを生み出すタイのBLドラマ制作を支える整った土壌と作り手の情熱には感謝しかないですね。どのドラマも本当に素晴らしかったです。

 

本題

なぜこんなにも『DarkBlueKiss』に惹かれるのか?そしてこの多幸感はどこからくるのか?

・pete&kaoカップルはドラマ「kiss the series」から登場しており、今作ではゼロから新しい関係が始まるのではなく付き合って3年目を迎えたカップです。2人の更なる愛の深まりと2人の関係性や取り巻く環境の変化も含めた、恋愛ドラマというより2人の成長物語だと私は捉えています。

2人の仲を引っ掻き回す役どころはいますが、恋愛ドラマには欠かせない恋の駆け引きはありません。あ~peteの過剰な嫉妬にkaoの気持ちになってハラハラする時はありますね笑。あと気持ちのスレ違いによる切ない場面も。好きなの?嫌いなの?といったドキドキはありませんが、ちょいちょい垣間見える「ずっと一緒の時間を過ごしてきた恋人同士」の雰囲気や会話がたまらない多幸感を与えてくれるのです。

・そして私が惹かれるのは『pete&kaoが持つ対等感』です。同じ年で体格差もない外見の部分。むしろkaoの方がちょっぴり逞しいかも?見た目はカップルと言うより親友同士いった印象が強いかもしれません。一見すると独占欲が強くストレートに愛情を示すpeteの気持ちの方が大きいように見えるんだけど、kaoも甘い言葉は口に出さないだけでどれほどpeteの心に寄り添っているか。どちらも同じ強さの愛情で想い合ってる心の部分。このカップルの持つバランスと対等感がとても尊いと感じます時には衝突しながらも相手を理解しようとする。そしてずっと2人でいる為に、なりたい自分達であろうと支え合う彼らの姿に多幸感を感じずはいられないのです。

今回のテーマね、よく考えてみたら、あなたいつも言ってるじゃんて。難しく考える必要なんてなかったね。答えはシンプルでした。

■ 結論

何気ない日常の中にある得がたいドラマが『DARK BLUE KISS 』の中にあるからなのです。

 

作品を観た順番やタイミングも影響するのかもしれないし、これから先もっとハマるドラマやカップルに出会うかもしれません。それは誰にも分からない事だしね。でもコレだけは言えます。

 

PETE&KAOは永遠だよ♡ 

 ※pete役のtay君とkao役のnew君はプライベートでも大の仲良しだと言う事をドラマ後に知る事になるだけど、そのお話はまた次回♪(tay君によると「newの髪を触るだけでnewの心の状態が分かる」らしいっスよ♡)

そして私は今も幸せの真っただ中にいます。

心からのコップンカーを『DarkBlueKiss』に!!!

 

 

 

『DARK BLUE KISS』殴り愛カップルがもたらす多幸感・タイBL沼④

 

なんで俺たちは他人よりいい人間だって事を証明しなくちゃいけないんだろうな。フェアじゃない。俺もお前も他の人間と何も変わらない

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先行く同志が「今見てるドラマがめっちゃよくてハマってて抜け出せない」と。
「主役2人がめっちゃ殴り合うんだけどね」←どんなドラマやねん!
「また初キスが笑っちゃうの。殴られた攻めがよろけたのを助けようとして一緒に倒れ込んだ拍子にブチューって!」←何そのひどいエピソードって。ま、興味湧いたよね~笑。

「主役2人が殴り合う」と聞いて思い浮かんだのは扇ゆずはさんのレオパード白書の燐花と薬師寺でもそうではなかった。まあ、好きだって意識した後の受への執着感は隣花を彷彿とさせましたけども♡

 

DarkBlueKiss 全12話(2019)G-MMTV制作

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「DarkBlueKiss」のメインカップルは Kiss the series という男女10人程の恋模様を描いたドラマの劇中に登場する、oneofthemキャラだったそうです。次シリーズの「kiss me again」で出番も増え、今回の「DarkBlueKiss」ではついにメインでとして描かれる事になったんですね。ありがたや~

放送順

Kiss the series(2016)→KissMeAgain(2018)→DarkBlueKiss(2019)

何組かのカップルを作り、視聴者の動向をみて人気を得たカップルをメインにさせる。きっとこれがタイドラマ制作方法なんですかね。やりよるよね。タイドラマ。

『kiss me agin』も複数カップルありとの事なので「PETE&KAOカップル」の話だけを観ました(Kiss the seriesは未視聴)有志の方がpete&kaoのシーンだけを切り取り編集した動画を作って下さってるんです。もうほんとにありがたい(涙)また日本語訳も本当に素晴らしくてね。TayNewaJpan FC 様には心より感謝申し上げます。

本作DarkBlueKissだけを見ても問題はないんだけども2人の関係が変わりゆく過程を見た方がドラマをより深く楽しめるので『kiss me agin』も是非ご覧くださいね。

  オープニング映像と音楽にドキドキ

サスペンスチックな音楽とオープニング映像。ってタイトル通り、ダークブルー系の衣装に身を包んだ俳優陣。キャスト達の表情がクローズアップされる中、kaoだけが涙を流すのよね。何?やだ。そもそもDarkBlueKissって何よ?これ幸せにならない系じゃないよね?って一抹の不安を抱く方もいるかもしれません・・・でも安心してください。大丈夫です!←もし気になった方のために(同志達は気にならんかったらしいがw)

あらすじ&みどころ

「お前の事が嫌いなんだよ!!!」「僕だって大嫌いだ!」なあんて言って殴り合いをするほど敬遠の仲だったpeteとkao。お互いの気持ちに気づき、ようやく恋人同士になった「殴り愛カップル」の恋愛&成長物語(雑)
もちろん2人の恋愛と成長が軸なんだけれど、関係をオープンにしたいpeteと打ち明ける勇気がないkao。相違する立場、彼らを取り巻く環境、家族や友人、周囲へのカミングアウトのありかたを考える事もテーマの1つになっていて。その部分も真摯に丁寧に描かれています。

 

 

私がDark Blue Kissにハマった最大の理由はズバリ!!!

 

愛すべき殴り愛カップ(今作では殴り合ってません。キスはしてます笑)

■PETE

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けんかっ早く、感情直下型・独占欲の塊・我慢嫌い・要するに子供。周りからもしょっちゅう「pete落ち着いて!」って言われてます。なんか・・・こう書くと全然魅力的じゃないね?爆。でもkaoを心から愛するまっすぐな男なんです。そして案外本質を見抜いてるのはpeteなのよね。不器用なこの男が愛しくってたまらなくなります。父1人子1人。kaoとの事は父にも報告済み(お金持ちのおぼっちゃま)世界中にkaoは俺の恋人だと言いたい。夢は叶うのか?

 

■ KAO

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穏やかでおっとりしているがpeteだけには厳しい(pete談)でも愛情深くpeteを支えている。優しい性格が故につけこまれ面倒な事に巻き込まれがち。成績が良い優等生で家庭教師をしながら家計を支えている(母子家庭)母親にpeteの事はまだ打ち明けられずにいる。2人きりの時は甘えたちゃんになる時も。

 

嫌いが好きに変わる瞬間

f:id:byuricol:20200603143938j:image『kissmeagain』のワンシーン
『DarkBlueKiss』を見て「kissmeagain」を観返すとバチバチだった時代も「これは・・」って思う場面が多々あります。恋に落ちる準備万端だったんじゃん。あなたたちって。
勉強もせず、気に入らない事があればすぐケンカして、女の子はとっかえひっかえ、勉強もせず何の目標もなくいい加減に生きてきたpeteがkaoと出会った事によって少しづつ変わっていく様。kaoの恋人としてふさわしい人間になりたくて頑張ろうとする姿は胸にくるものがあります。

「酷くしないで(ねこ田米蔵)」の真矢と眠傘カップルを思い出しちゃうんですよね。

 

   スパイス担当(左の1番下)

恋愛がベースだから恋人同士の愛を試すためのスパイスは確かに必要よね。このドラマも最初っから最後までひっかきまわしてくれるクソガキキャラがいます。何度殴ろうかと思った事か(←peteの事は言えない)しかしね、ちょいちょいタイのイケメンの定義が分からなくなるんですけど・・・これがほんとのイケメンならちょっと庇いようもあるけどほんと腹立ちしかなかったわ。でもこれは「親の教育」について考えさせる狙いがあったのかも。そう考えるとnonも可哀想だよね。仕方ない許しましょう。ちなみにスパイスは2getherのタイン軍団の弟くんです(双子ちゃんなんだってね)

 

言葉にできない多幸感

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君はいつでも僕の心の中で1番の存在で僕の人生の一部なんだ』見てよこの2人の表情を。殴り合ってた2人に教えてあげたい

 
この多幸感はどこから湧いてくるのでしょう?付き合いたてのカップルみたいに抱き合ったりキスしたり直接的な愛情表現はあまりないけどpete&kaoカップルに流れる「長い付き合い感」が好きです。お互いの家のどこに何があるのかも分かってたり、「お前は俺のものだ!」ってpeteの気持ちの方が強い感じなのに記念日を忘れてたり、逆にkaoはちゃんと覚えてたりね。普段から億すことなく愛の言葉を口にするpeteに対してkaoは甘い言葉は言わないし、あっさりしてるように見えるけど誰よりpeteを理解し彼の心に寄り添っているkao。このカップルがたまらない萌えと溢れる多幸感を私たちに与えてくれるのです。

 

■ もう2度と手放さないようにね

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とにかくpeteが愛し過ぎる。自分に中にまだ「誇れるもの」がない。そんな自信の無さからくるのかkaoへの独占欲がどうしても強くなっちゃうのよね。スパイス担当のmonの挑発にまんまと乗っちゃって、嫉妬心で感情を爆発させるpeteが愛しくってたまらないのよ。怒ってるpeteが嫌いじゃない。これって歳のせいかしら?笑

そしてこのタンブラーはpeteのkaoに対する独占欲の象徴です♡

私は萌えてしゃーない「嫉妬メラメラpete君」だけどkaoにしたら迷惑な話よね。私がkaoなら斉藤由貴の『MAY』を歌っちゃうよ。コレ分かった人は同世代ね?嬉しいわ笑

頭ごなしにpeteがワーワー言ってくるもんだからkaoも普段は「これは言ってはいけない」って思ってる事も口にしちゃう。人って図星指されると腹が立つもんだしね。「お前は俺に優しくないって」文句言われてるんだけど、kaoがpeteをどれだけ想ってるか・・・気苦労するkaoには悪いけどkaoの泣きそうな顔も私を萌えさせるのです。

PETEの怒り顔とKAOの泣き顔に萌える

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でも、このシーンはほんとに辛かった。peteの気持ちが痛くて悲しくて泣いたわ。

 

 

カミングアウトに対する周囲の理解

タイBLドラマを4作品観ましたが、私たちの心をあたたかくさせてくれるのが「周囲の理解」です。他の作品にも言える事だけど仲間の存在が大きいね。ほど良い距離感を取りつつ何かあった時は叱咤激励してくれる彼(彼女)たちの存在が本当にありがたい。
そしてやはり「家族」の存在。同性愛に対して寛容なタイとは言え親へのカミングアウトまでアプローチは簡単ではない。でもUMAM【前記事:運命の赤い糸】の前世CPの親以外は子供のカミングアウトを受け入れ理解します。pete父の言葉がとても印象的で心に響きました。

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君と出会って息子は変わった。正直なところpeteが一緒にいる人がpeteを良い方向に導いてくれる人なら性別など問題じゃない。私は幸せだよ』本当にこの一言に尽きるような気がするんです。kaoに『おれの父さんイケてるだろ?』と言わせkaoからは「僕もあんなお父さんが欲しかった」って言われる最高のお父さんでした。

一方、母親へのカミングアウトに踏み切れないkaoにpeteは言います「親は子供の事を分かってるもんだ。だからきっと大丈夫だよ。俺を信じて」2人の関係をオープンにしたいpeteと、まだその勇気がないkao。何よりお互いの気持ちが一番大事だと考えるpeteと周りの事を考えてしまって先へ進めないkao。どちらの気持ちも分かるだけにね・・・特に色々な事情が絡まって言えないkaoの苦悩は見ていてとても切ない部分だった。でもね、kao母もとっても素晴らしいお母さんでした。ドラマを観て一緒に泣いてください。

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■ 自分がなりたい自分、その先へ

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  『なんで俺たちは他人よりいい人間だって事を証明しなくちゃいけないんだろうな。フェアじゃない俺もお前も他の人間と何も変わらない
自分のセクシャリティが親をがっかりさせるからだよね。いい人間になっていい仕事について親に誇りに思ってもらわなきゃいけない
そんなのおかしいよな。俺は自分がなりたいからいい人間になるんであって男が好きだからみんなよりいい人間にならなくちゃいけないわけじゃな

父親にカミングアウト済みのpeteとまだ母親に打ち明けられないkaoと違いはありますが親にとって誇れる自分でいたい自慢できる息子でいたいという気持ちが描かれています。そしてこれから先の将来の事を真剣に考えている2人に胸が熱くなりました。このドラマに惹かれる理由はこういう部分にあるのだと思います。

 

■ いつもと変わらない毎日をずっと君と。f:id:byuricol:20200604144945j:image

 ドラマはやっぱりドラマで。「まあ、実際にはこんな事ありえないけどね」ってなるけどこのDarkBlueKissはなんていうか・・・良い意味での「普通感」がすごく良かった。きっとそんなにしょっちゅう抱き合ったりキスはしたりしないと思うんだよね。そゆのはすっ飛ばすよね?(コラコラ)とにかくほんとに可愛いくて愛さずにはいられないカップルだった。こんなにも多幸感を与えてくれてありがとう!pete&kaoカップルはきっとタイのどこかにいると思います。またどこかで会える事を祈ってるよー。

  

永遠にこのイチャイチャみていたい♡

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kaoそのことしか頭にないの?』
peteずっとそればかり考えてた

いっつもこんな事言ってます♡
キスシーンは数える位しかないんだけど、それでも十分に萌えれるからほんとすごいと思う。セリフの匂わせがひどい!!!

kao君ってほんとエッチが好きだよね
peteそれは2人ともだろ?」ニヤリ←これな!

もうこれ書きながら私の2828も止まらないわ
アンタらいつもどんだけシテるんだよ~ってね♡

サブカップルもいるよ
kissmiagainではkaoが好きだったcafeオーナーとkaoの友達。こちらは好み問題により割愛させてもらいましたのであしからず爆

 

最後に・・・

本当に素敵なドラマでした。こんなにハマるとは正直思ってなかったけど、この作品に出会えた事に感謝。すすめてくれた同志よ、心からありがとう!タイBL沼にハマり始めた方に本当に心からおススメします。好みじゃなかったらすぐ止めていいから、ね?

そしてタイBLドラマ衣装担当へ告ぐ!
首のつまったTシャツは着用禁止!!微妙丈のズボンもな!

 

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「いつか君が僕を独り占めしたいって思わなくなったらどうしようって考えると怖いんだ」

 
「そんなのありえねーよ、お前は世界でたった1人の存在なのに」

 

『DarkBlueKiss』溢れるほどの多幸感をありがとう♡

私はしばらくDarkBlueKiss沼の住人になります。幸せ♡みなさまのお越しを深い沼の底にて待ってまーす。ズブズブ〜

Until We Meet Again~運命の赤い糸~タイBL沼③

コレ、きっと好きなやつだわって思ってはいましたが、その通りでした。

Until We Meet Again~運命の赤い糸
2019年放送・全17話

あらすじ

・物語は実に衝撃的なシーンから始まる。暗い部屋、雨に濡れた体を寄せ合う2人。そこへ父親達が現れ2人を引き離す。この世では一緒になれないと悲観したコーンはインに「愛してる」と言い残し頭に向けた銃口を引く。絶望したインもまた後を追う。葬儀の中、2つの棺。2人の指に赤い糸が結ばれる。

・大学新入生のパームは構内でその人の姿を見た瞬間、胸を締め付けらえる感覚に襲われる。水泳部部長の3年生ディーンだった。そしてディーンもまたパームの姿を見た瞬間なぜか涙が流れる。幼い頃から「誰か」を探していた。そんな2人が出会った時、運命は再び動き出すのだった。

前世カップ

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イン(右):大学生。明るく天真爛漫な性格。仲良しの姉は良き理解者
コーン(左):影のある誰とも馴染まない。父親の職業を嫌悪している

今世カップ

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パーム(左):大学一年生。タイの伝統菓子作りが趣味の料理男子(母と弟はNY在住)
ディーン(右):大学三年生。眉目秀麗な水泳部部長(弟妹が同大学にいる)

  前世で結ばれなかった悲運のコーンとイン


父親の仕事が裏稼業である事を知られているコーンの事は友人もいない一匹狼。そんな彼に周りが止めるのもきかずいきなりアタックするイン。最初は鬱陶しがっていたコーンが次第にインに心を開いていく様は王道でよかった。インを演じる俳優さんは「ラブバイチャンス」では心に傷を抱える役どころだったので終始沈んだ演技でしたが、こちらは真逆の明るい役。動画とか見てるとインが素に近いみたいね。この方はほんと「受」の申し子といった感じです。
コーン演じる俳優さんは初めて?のドラマらしい。納得(笑)あまり感情が出ないキャラクター設定で助かったね。とにかく顔がいいです。

前世の記憶を持って生まれたパームとディーン

時折夢に出てくる誰か。「自分は誰かを探している」という想いを幼い頃から胸に抱いていた2人。それが互いを見た瞬間、懐かしいような恋しいような思いに胸を締め付けられる。探していたのはこの人だったんだと確信する2人。パーム演じるFlukle君の涙の演技がほんと素晴らしかった。ともすれば陳腐なお話になってしまう可能性のあるストーリーに説得力を持たせてくれたのは間違いなく彼の演技力です。もう全身全霊でパームだった。一方、ディーン演じるohm君は文武両道でモテるけど実直でまじめな設定。この鉄面皮がパームと出会った事でこっちが恥ずかしくなるほどのデレになってしまうのです。最初は好みの顔じゃないし、前世の方が顔がいいから好き!って思ってましたけどごめんさない・・・ディーン先輩が大好きになりました♡

■ 丹念に作り込まれたストーリー

原作は小説との事。前世と今世を交差するので話の根幹がしっかりしとかないと辻褄が合わなくなる危険性があるテーマですが本当によく作られたストーリーでした。輪廻転生をドラマにするのは難しかったと思いますが、タイでは「生まれ変わり」という考え方そのものがおとぎ話ではないのでしょうね。本人も周囲の人もそれを受け入れる。しかも輪廻転生が短い間で、しかも身近な人の元へと為された事に2人の縁と想いの強さを印象づけるものとなりました

唯一のイライラ(タイBL史上最高・鉄壁の守り)

ほぼ大満足のドラマだったんですが・・・明治時代のお嬢さまですか?と言いたくなる位、パームの身持ちがまあ固くてさ。ちょいちょいイライラさせられましたね。黙って脱がされろよ!ってね←コラッ

これは本当の愛なのだろうか?

中盤までは「生まれ変わっても互いを見つける」という約束が果たされる事に重きをおいて話は進みますが後半になると「これは本当の愛なのだろうか?」という想いを抱くようになります。前世に囚われているだけで自分がインの生まれ変わりだからディーンは自分を愛しているんじゃないだろうか?本当に「パーム」を愛しているのだろうか?自分の感情をも分からなくなり混乱するパーム。そして物語はクライマックスへ。前世の記憶を持ちながら今世を生きるパームとディーンが出した答えは!?

 
腐女子の夢全て叶えます!

このドラマが多くの人に支持される理由はストーリーもさることながら、主人公達のキャスティングの妙ではないでしょうか。まるで絵に描いたような「攻めと受け」このドラマの「受け」は前世も今世も小柄で可愛く華奢でいわゆる「ボーイズラブの受といったらこんな男の子」といった腐女子の誰もが一度は描く理想を体現している俳優陣。
かたや「攻め」は体格が良く文武両道、受への独占欲はマグマのごとく。多くは語らず態度で示す。友達に「お前変わったな」と言われるくらい受への愛情の強さをを見せ、愛の言葉も惜しみなく口にする。ツンがデレに変わる醍醐味をこれまた見事に体現しています。デレ~
とにかくキスシーン多し!そして2人の距離感がおかしい!顔近すぎ!!!でもスキンシップ過多になり過ぎず、ちょうどいい塩梅なのよ。それでココっ!ってツボは寸分外さずピンポイントで押してくる。正にイチャコラに萌え・身長差に萌え・体格差に萌える(ディーンにすっぽり入るパーム♡まさにジャストフィット!)もう全てが萌え。腐女子が夢見てきた萌えが全てつまってるのよ。ね?コレは観るしかないっしょ!

実は続編が

サブカップル(ディーンの友達とパームの友達)を主役にした続編が決定してるとの事。本編では恋人未満って感じで描かれていた2人。余裕の年上攻めとツンデレ年下受といったご様子でした。原作の小説にはパームとディーンのその後が書かれているらしいので、そのあたりがドラマでも描かれるのなら観ます!あ、後ね個人的に気になったのはちょっとしか出てこないけどディーンの先輩のソーン兄さんカップル。あの大人カップルの今後も続編で描いてほしいわ。ちなみにソーン兄さんの恋人シンの恋さんの容姿は高永ひなこさんの「恋する暴君」の巽先輩がモデルと思うんだよね。同意してくれた方は挙手願います笑

星は・・・?

文句なしにオススメします。音楽もすごくドラマとマッチしていて良かったし。輪廻転生という現実離れしたストーリーラインに萌えとキュンの詰まった見ごたえのあるドラマでした!というわけで星4.5あげちゃう♡ただ、先に述べたように「ザ・BL」なので「可愛い受を庇護欲の元デレデレに愛しちゃう攻め」の構図が好みじゃない方にはオススメできないのかな~と思います。ホント恥ずかしくなるくらい甘々だからね♡

思いのほかOhmFukeにハマっちゃったんで暫くはココにいようと思っていたのだけど今は次記事タイ沼④の深い深い沼に沈んでおります。当分陸に上がって来れそうにないっす。沼の底には何があるのか?というわけでタイBL沼は④へと続きます!タイBL怖いよーーー!でも・・・怖いけど行くわ!ズブズブ~④に期待しててね!!笑

『I HAVE A DREAM』という曲を知っていますか?

こんな時いつも思い出すのはアメリカに住む親友の友人。綺麗な日本語を話す礼儀正しく勤勉な彼の言葉『僕たち黒人が良い仕事に付くには白人の何倍も何倍も頑張らないといけないんだ


チェッカーズの『I HAVE DREAM』という曲を知っていますか?

この曲は1991年6月にリリースされたチェッカーズの9枚目のアルバム『I HAVE A DREAM』のタイトル曲でもあります


あれから長い月日が経ってもまだ世界は変わっていない事に絶望的な気分になるけど、この曲を初めて聞いた時の「本当にそうであったらいいな」と心から願った気持ち
を忘れないでいようと思う。この歌詞に全てがある。
持って生まれたもので苦しむ事がない世界を夢見たい。

I HAVE DREAM
きっと叶うように。

■ I HAVE DREAM

作詞/藤井郁弥  作曲/藤井尚之


I HAVE DREAM
I HAVE DREAM
I HAVE DREAM

きっと叶うように

もしも僕が違う国に生まれ君と出会う
君と僕が自由に愛しあえますように
もしも僕が違う肌の色で君と出会う
君と僕が自由に愛しあえますように

昨日を変える事など誰にも出来はしないけれど
明日を夢見る事は誰にだってできるから
今日より素晴らしい明日を


もしも僕が違う神を信じ君と出会う
君と僕が自由に愛しあえますように
もしも僕がもしも君が先に眠りにつく
きっと2人永遠に愛しあえますように

https://www.youtube.com/watch?v=zYzjnIaOI-w

やっぱりチェッカーズは永遠です。

 

「ラブ・バイ・チャンス」タイBL沼②

 

「2gether the series」を見てタイBLすげーーー!!!ってなった後、次は何を見ればいいのー!?と一歩先を進む同志に助言を求めたところ「SOTUS」をススメられましたが・・・途中棄権となりました笑

人でも本でもドラマでも食べ物でも言える事だけど・・・やっぱり結局は「好み」なんだなと、つくづく思った次第です。良い悪いじゃないんだよね。面白いなあ。でもそう思うとサラタイって本当にすごいなと改めて痛感しております。

そこで次に観たドラマは

ラブ・バイ・チャンス」全14話。

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2018年・GMM制作

とっつきやすそうだったし楽天TVで無料お試し期間で観れたからね。4カップルが織りなす涙あり笑いありの恋のお話。

メインカップ

エー:工学部1年。まっすぐで男気溢れる大学一年男子・まだ恋を知らない

ピート:国際学部1年。才色兼備の優しいおっとり男子・自分のセクシャリティに悩みを抱えている

サブカップ

ティン:国際学部1年。上流階級のおぼっちゃま。強くて庶民を見下しているがその裏には人一倍寂しさを抱えている

キャンスポーツ科学部1年。サッカー部でエーの友達。友達思いで何でもすぐ信じてしまう。おバカキャラ

ほとんど出番なかったね、でも腹黒年下嫌いじゃないよ

ノー:サッカー部長・頼りないが後輩想いの良い先輩。お人よし

クラ:高校3年。片思い中。ものにしようと虎視眈々と狙ってる

一番掘り下げて欲しかった・・・(涙)

タム音楽学部3年。血の繋がらない弟を愛している

ター:フランス留学中。過去のトラウマにより心に傷を負っている

あらすじ

曲がった事が大っ嫌いで一本気なエーは、学内で上級生に脅されているピートを助けます(ホント脅してる先輩が最悪過ぎて震えた。あの俳優、放送後イジメられてないか心配だわ)心配したエーはその後も何かとピートを気にかけるようになります。いつも助けてくれるエーに惹かれるピート。「ゲイだと親にばらされたくなかったら金を出せ」と脅されている事を知ったエーはピートに言います「お母さんに話してみろ。大丈夫だ。きっとわかってくれる」自分のセクシャリティに悩み苦しんでいたピートにとってエーの言葉は勇気を与え彼の背中を押すものでした。エーに恋心を募らせるピート。またエーもピートに対して今まで誰にも抱いた事のない感情を持っている自分に気づきます。まだ恋を知らない2人の恋の行方は?

感想 

コメディ要素あり、セクシャルマイノリティの苦悩も描かれ、萌えキュンもてんこ盛り、タイBL初心者にはすごく入りやすいドラマだと思いました。2togeが初・タイBLドラマだったので「ラブシーンはあっさりしてんなータイは規制が厳しいのね」なんて思ってたけど、その認識は間違っていると知りました。結構な攻めっぷりした♡

星は・・・?

しょっぱな1話ですごい泣かされたので期待したのだけど・・・一言でいうと残念ながらメインカップルには萌えませんでした。もちろん2人が大好きな人はいっぱいいると思います!でも仕方ない・・・好みの問題だもん。ラブエロシーンも最初は2828してたんだけども最後は「まーたしてる」ってね。だからちょいちょいサラタイで変換萌えしてました爆。しかしホントにしょっちゅうしてたよ?いいね♡まあ付き合い立てのうら若き男子だもん。そうこなくっちゃね。

個人的に非常に残念だったのは義兄弟のタムとターの話が少なかった事・・・何を隠そうわたくし・・・兄弟モノが大好物なんですぅーーー。禁忌であればあるほどね。ラブバイチャンスを見ようと思ったのも「あらすじ」を読んで義兄弟のくだりを目にしたからなんですよね~なのでかなりの消化不良でした。もっと掘り下げてくれよーーーってさ。メインカップルでやって欲しいわほんとに。

 

タイBL初心者なのでよくわかりませんが多カップルを描くドラマがスタンダードなのかな?にしてもラブ・バイ・チャンスだけで語るとすれば、4CPの恋のきっかけや始まりと伏線の回収を14話で完了させるのは厳しいなと思いました。2020年続編決定!ということなのでシーズン2に期待を込めて星3つで♪

というわけでタイBL沼は③へと続きます!←現状思いの外、早いスピードで沈んでますズブズブ~

 

 

 

「2gether the series」タイBL沼①すべてはココから始まった

 

同志から「タイのBLドラマを観るべし」とススメられたのがゴールデンウイーク前だったか。BL実写に興味ないと言いながら、Twitterで時折見かける「アジアのBLドラマが面白いらしい」的ツイートが正直ちょっとだけ気にはなっていた。けども「タイか~好みじゃないなあ。顔が」と相変わらず食指は動かなかったものの、同志の「攻めの顔がホントいいんですよお」の一言に「そんなに言うならちょっと見せてよ、顔」と言ったやり取りの後、ホレって送られて来た写真を見た瞬間、長~い間ご無沙汰だったyoutubeを迷いなく開いたよね。

 

■ BLドラマ界にキラ星のごとくあらわれた
2gether the series

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2020/2月~5月放送・全12話

ストーリー

「大学新入生のタインはグリーンから執拗なアタックを受けほとほと困っていた。諦めてもらう為にタインがとった作戦は学校一のイケメンであるサラワットに「偽の彼氏になって!」と言うものだったが・・・」

ホント笑っちゃうよね。「恋人のフリから本当の恋人へ」古典的というか王道というか・・・
サラワットは「サラワットの妻」という私設ファンクラブがあるほどのクールでギターが弾けてサッカーも出来る超絶イケメンの役どころ。コレ設定倒れって事もちょいちょいあるけど一点の曇りもないまごうかたなきイケメンであらせられるから、もう私たちはうっとりする他ないのよね。

かたやタインは普通男子の役どころ。サラワットと写真を撮りたがる大学の女子達に、けんもほろろのサラワット。一緒にいたタインが「じゃあ代わりに俺が一緒に撮ってあげる」と言っても「本当に結構です」って断られるという(爆)

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いやいやいやいや、タインもかなりのイケメンですから!!!周り見渡してみ?こんなイケメンもいねーから!!!って突っ込んだのは私だけじゃないはず。

 

なんだろう・・・もう・・・とにかく・・・

 

顔が神!!!

この一言に尽きる

このお顔の前に私たちはひれ伏すしかないのよ

「顔なんて関係ない」そんなきれいごとは要りません

BL界において受け攻めともに顔がいいのは漫画の世界だけとじゃない?実写化においてももちろん所謂イケメン枠採用ですよね。最近見てないから分からんがさ。でも実際そんな男前じゃないよね?←コラ―!

しかし・・・この 2gether the series

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攻め受け共に

顔面偏差値10000♡

こんな事があっていいの?

特に攻めであるサラワット役のブライト君にいたってはもうあらゆる美の神々達が共同作業でお創りになった芸術品としてか思えないお顔。

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ずっと見ていられる(うっとり)

ブライト君に見つめられたら死ぬよね?正面から尊顔したいが私の顔は見ないでください。もしお目にかかるチャンスがある時はお面被るしかないという結論に達しました爆
ブライト君とウィン君のご両親に心から感謝致します。


調べたわけじゃないので数字的なものは知りませんが(雑)もともと本国以外にも多くのBLファンを持っていたタイ。そんなタイBLが世界中のBLファンを熱狂させるきっかけになったのが2gether the seriesです。無論私もその1人です。

私たちがタイBLに惹かれる理由は何なのでしょう?

タイTV局の本気度

・タイの地上波TV局GMM TVが公式でBLドラマを制作

本国だけじゃない世界中のBLファンを視野に入れた戦略

・ドラマ放送直後に公式YouTubeチャンネルで即配信。何と数日待てば有志達により各言語で字幕が付けられると言った至れり尽くせりの充実した福利厚生。これにより世界中のBLファンがドラマを観る事ができる。ほんとに様々な言語で字幕がついてて驚きます。

セクシャルマイノリティへの寛容さ

・女性同士の恋愛ドラマが作られているのかまだ不勉強ですが男性同士の恋愛は普通に描かれている部分はタイが世界の中でもセクシャルマイノリティの理解度が高いと言われる所以だろうと感じます(本質については時間を作って調べたいと思います)

俳優たちの作品への愛情とファンを大事にする姿勢

・これは私自身が感じ取ったわけではないのだけど、聞くところによるとタイBLに出演した俳優達はドラマの内容のままカップルとして色んなイベントに出たり番組に出たりするらしい。ドラマが終わったらハイサヨナラではないなんてファンからしたらたまらんよね。そりゃずっと応援したくなるわな。素晴らしいわ。

タイBLの作風と土壌

日本のBL作品は2つに分かれますよね(世界共通かもしれませんが)
①登場人物達がほぼゲイカップル。同性愛の苦悩や葛藤ほぼ描かれず、どうかしたら異性愛者一人もおらんのかーいって言う、恋愛模様中心の設定
②主人公達が同性愛者である事に悩みを抱えている又は周りも理解がないという現実と恋愛を描く設定。
分かったような口をたたいていますが私もタイBLに関しては初心者でまだ3.5作品しか観ていないヒヨっコです。これから先に出会う作品は全てがそうではないかもしませんが「2gether the series」においては男性が男性を好きになるという事に一度も否定的な言葉は出てきません。「俺あいつの事好きかもしれない」と悩みはしますが「自分も男で相手も男だから」という理由じゃあない。当人もそうだし周りもそう。これは観ていて本当に心地良いですね。だって私たちは男性同士の恋愛を、彼らが幸せになる姿をずっと見ていたいんですもの。

■  2gether the seriesが担う役割

タイBLファンの先人達はもとより、多くのタイBL初心者を沼へ誘った 2gether the series は「タイBLへの入口」を作ってくれました。今作をきっかけに過去の素敵な作品達を観まくる事になり、私たちは更なるタイ沼へ深く深くハマリ込んでいくのでしょうね。お気楽ラブラブな作品もあれば、セクシャルマイノリティの現実や苦悩に重きを置いた作品もあるでしょう。様々な作品を視聴する事で、セクシャルマイノリティへの理解がもっと広がるといいですね。そうしてタイBLがますます発展し、それに刺激を受けた他国もこぞってBL作品に力を入れてくれる事を願います。日本もがんばれー!

 

筆舌したい2gether the series:私のイチオシのシーン

9話。サラワットはサッカーの試合中にケガを負い・タインは応援中に倒れ2人は病院へ運ばれる。ほどなくタインの体調は戻るがサラワットは治療を受けたあと病室で寝てしまう。飲み物を買って病室に戻るタインといっくん(※タインの仲間でメイン友達。名前を覚えるのが面倒な事もあり似ている有名人の名で呼ぶ事にしているw)サラワットは目覚め、見舞いにきた女の子達に取り囲まれている。それを目にしたタインはなぜか胸がムカムカする。人にぶつかられた拍子に手が滑って飲み物を床に落としてしまうシーン。

まだ一口しか飲んでなかったのにと憤るタインにいっくんはこう言います「そんなに欲しかったならどうして強く持ってなかったんだ」と。
お前次第だよ。後で後悔したくないなら、欲しいものはちゃんと持っておかないと。まだ間に合う内にな。落してもまだ拾えるけど同じものは戻ってこないからな」タインのサラワットに対する気持ちの変化をタイン本人よりも理解していたのは傍で見てきた友達だったのかもしれません。友情っていいよね。BL小説でもグっと胸にくる印象的な場面は恋愛な部分じゃなかったりします

総評

素敵な男の子2人の初恋のお話です。気を張らず誰もが楽しむ事が出来るドラマです。誰かを傷つけたり傷いたり、スリリングな恋の駆け引きもありません。私的には色々突っ込みどころはあるけども・・・グリーンがあんだけタインを追いかけまわしてたのに、実はひろみGOと恋人同士だったとかね。でも終始流れている明るくキラキラした雰囲気に、作品に対する真摯な姿勢と愛情が伝わりました。とてもよかった。

そして2gether the seriesが全世界に旋風を巻き起こしている理由。

他のタイBLドラマと比べるとラブシーンが圧倒的に少ない。申し訳程度のキスがある程度。同棲までしてるのにね?もし私が体育教師なら「おい!!!お前ら真剣にやってんのか!!!真剣に走れーーーー!!」と怒鳴りたくもなる、まるで100メートル20秒のタイムのスキンシップ。

しかしそんな欲求不満を一発で黙らせる主演2人の見目の麗しさ。あの顔面偏差値10000の2人が見つめ合ったり、イヤホン片耳半分こしたり、互いに嫉妬心メラメラになる姿は萌えの宝庫。

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二次元で見ていた腐女子の夢を全て叶えてくれたのです!

 

でもやっぱり言わせてよ唯一の心残り

コロナの影響が2人のラブシーンに影響を及ぼしたのは間違いないと思いますが、そりゃ正直最終回は何しら進展があると思ったよ?おふざけじゃないちゃんとしたキスシーンを期待しましたよ?当然それ以上もね。

でも・・・

キスしなかったーーーーーーおんおんおん( ノД`)(号泣)

初タイBLが2geだったので「タイはがっつりラブシーンはないのかあ」なんて思ってたらなんのなんの。2作目3作目ってたけどバッチリガッツリあったよ?結構攻めてたよ?もうその辺でよろしいんじゃないかしら?と言うほどには笑

そう思うとほんとにコロナが憎いね。

しかしスキンシップのシーンが少なくともこれだけ満足させられるってあります?同棲までしてるカップルがね?(←しつこい)隣で寝てるだけで何もしないなんてね?キスシーンがない最終回でこんなに幸せな気分になるなんて

なぜか?

顔がいいからね(何度でも言いたい)

 でも・・・コロナでキスがダメなら最後にチラっとコン〇ームの花束を映す演出はしてほしかったね。1/3くらい減った花束を映したら良かったんじゃない?ね?笑

 

とにかく一刻も早い「2gether the series」の日本ファンミとシリーズ2決定のニュースを待ち侘びながら更なるタイ沼へ沈んでいきます。ズブズブ~♡

 

※写真は全てお借りしました

タイBLドラマを熱く語るよ!でもその前に・・・


・BLをこよなく愛している私だがどうもBL作品の実写化が苦手だった。中には好きな原作もあったがどうにも食指が動かない(「どうしても触れたくない」は観ました。同志達が外川の黒ブリーフ案外良かったと言うもんでね←えっ)

とは言え最初からそうだった訳ではなく「タクミくんシリーズ」を読んだ時は数々の実写化映画も夢中で見たし、そこから派生して他のBL作品も観た。特タクミくんを演じた浜尾京介君を応援したものです(天装戦隊ゴセイジャーブラックだったのよね。もう芸能界引退しちゃったけど)

・BL作品の実写化は演者経験も浅い若手俳優で構成される。多少名のある俳優をせめて1人起用するのがせいぜい。なぜか?予算が無いから、そんな事情も透けて見えるような作りだった(低予算だと面白い作品が出来ないと言う事では決してない)そしてBL作品に出演した彼等を見かけない事を残念に思う。もちろん私が知らないだけで方々で活躍してる役者さん達もいらっしゃるとは思いますが。

 

・何が言いたいかといえば…何というか制作サイドの熱意が感じられず(いや制作に携わる方は熱意のある方もいらっしゃったと思う)良い原作であればあるほど残念感が否めず、もう観るのよそうとなったのです。
そんなわけで、ずいぶん前から日本のBL実写化への関心は薄かったのだけど「おっさんずラブ」で日本のボーイズラブ作品の映像化は変わったと思う。私も変わった。制作サイドの本気が見えたからだ。
私の周囲も腐女子・非腐女子に拘わらず「おっさんずラブ」を観ていた事に驚いた。この事は純粋に嬉しかったしBLを愛する者にとって「日本もやっとここまで来た」と感無量だった。ドラマの設定・展開・セリフなど「あ~これ山田ユギさんぽい!」とか思ったり…ちゃんとBL読んでる人が真剣に取り組んでるんだと感じる事も多々あった。おっさんずラブ制作サイドの熱意に笑っちゃうくらい今更だが心からの拍手を送ります!


おっさんずラブをきっかけに日本BL実写化は一歩は前進したと信じたい。もちろんこれで急速にセクシャルマイノリティーへの理解が深まったとは思わない。それは本当に小さな小さな一歩かもしれない。だから今からは作り手も受け取り手も土壌をしっかり作らなきゃね。「他者を受け入れる」って簡単に出来ない人もいるかもしれない。だからまずは「他者を認める」事から始めるといいよね。自分と同じ考えや嗜好じゃない人もいるって認める事は、そう難しくないはず。ね?


・何事も本気になる事。本気で作ったものはこっちも本気で見るよ。本気には精一杯の本気で応えたい。日本のドラマ・映画製作に関わる方々。私たちを夢中にさせるBL作品を作ってちょーだい!まずは日本を!その次は世界が待ってるよーーーがんばれNIPPON!!!「俳優の出世作って大体がBL作品じゃね?」そう言われる日が早く来ますように♪

じゃ次回こそはタイBLドラマについて語らせて頂きます…多分…笑
あーあー。仕事したくない。早く返って赤い糸の続き観たいよーーー