yurico’s note

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Until We Meet Again~運命の赤い糸~タイBL沼③

コレ、きっと好きなやつだわって思ってはいましたが、その通りでした。

Until We Meet Again~運命の赤い糸
2019年放送・全17話

あらすじ

・物語は実に衝撃的なシーンから始まる。暗い部屋、雨に濡れた体を寄せ合う2人。そこへ父親達が現れ2人を引き離す。この世では一緒になれないと悲観したコーンはインに「愛してる」と言い残し頭に向けた銃口を引く。絶望したインもまた後を追う。葬儀の中、2つの棺。2人の指に赤い糸が結ばれる。

・大学新入生のパームは構内でその人の姿を見た瞬間、胸を締め付けらえる感覚に襲われる。水泳部部長の3年生ディーンだった。そしてディーンもまたパームの姿を見た瞬間なぜか涙が流れる。幼い頃から「誰か」を探していた。そんな2人が出会った時、運命は再び動き出すのだった。

前世カップ

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イン(右):大学生。明るく天真爛漫な性格。仲良しの姉は良き理解者
コーン(左):影のある誰とも馴染まない。父親の職業を嫌悪している

今世カップ

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パーム(左):大学一年生。タイの伝統菓子作りが趣味の料理男子(母と弟はNY在住)
ディーン(右):大学三年生。眉目秀麗な水泳部部長(弟妹が同大学にいる)

  前世で結ばれなかった悲運のコーンとイン


父親の仕事が裏稼業である事を知られているコーンの事は友人もいない一匹狼。そんな彼に周りが止めるのもきかずいきなりアタックするイン。最初は鬱陶しがっていたコーンが次第にインに心を開いていく様は王道でよかった。インを演じる俳優さんは「ラブバイチャンス」では心に傷を抱える役どころだったので終始沈んだ演技でしたが、こちらは真逆の明るい役。動画とか見てるとインが素に近いみたいね。この方はほんと「受」の申し子といった感じです。
コーン演じる俳優さんは初めて?のドラマらしい。納得(笑)あまり感情が出ないキャラクター設定で助かったね。とにかく顔がいいです。

前世の記憶を持って生まれたパームとディーン

時折夢に出てくる誰か。「自分は誰かを探している」という想いを幼い頃から胸に抱いていた2人。それが互いを見た瞬間、懐かしいような恋しいような思いに胸を締め付けられる。探していたのはこの人だったんだと確信する2人。パーム演じるFlukle君の涙の演技がほんと素晴らしかった。ともすれば陳腐なお話になってしまう可能性のあるストーリーに説得力を持たせてくれたのは間違いなく彼の演技力です。もう全身全霊でパームだった。一方、ディーン演じるohm君は文武両道でモテるけど実直でまじめな設定。この鉄面皮がパームと出会った事でこっちが恥ずかしくなるほどのデレになってしまうのです。最初は好みの顔じゃないし、前世の方が顔がいいから好き!って思ってましたけどごめんさない・・・ディーン先輩が大好きになりました♡

■ 丹念に作り込まれたストーリー

原作は小説との事。前世と今世を交差するので話の根幹がしっかりしとかないと辻褄が合わなくなる危険性があるテーマですが本当によく作られたストーリーでした。輪廻転生をドラマにするのは難しかったと思いますが、タイでは「生まれ変わり」という考え方そのものがおとぎ話ではないのでしょうね。本人も周囲の人もそれを受け入れる。しかも輪廻転生が短い間で、しかも身近な人の元へと為された事に2人の縁と想いの強さを印象づけるものとなりました

唯一のイライラ(タイBL史上最高・鉄壁の守り)

ほぼ大満足のドラマだったんですが・・・明治時代のお嬢さまですか?と言いたくなる位、パームの身持ちがまあ固くてさ。ちょいちょいイライラさせられましたね。黙って脱がされろよ!ってね←コラッ

これは本当の愛なのだろうか?

中盤までは「生まれ変わっても互いを見つける」という約束が果たされる事に重きをおいて話は進みますが後半になると「これは本当の愛なのだろうか?」という想いを抱くようになります。前世に囚われているだけで自分がインの生まれ変わりだからディーンは自分を愛しているんじゃないだろうか?本当に「パーム」を愛しているのだろうか?自分の感情をも分からなくなり混乱するパーム。そして物語はクライマックスへ。前世の記憶を持ちながら今世を生きるパームとディーンが出した答えは!?

 
腐女子の夢全て叶えます!

このドラマが多くの人に支持される理由はストーリーもさることながら、主人公達のキャスティングの妙ではないでしょうか。まるで絵に描いたような「攻めと受け」このドラマの「受け」は前世も今世も小柄で可愛く華奢でいわゆる「ボーイズラブの受といったらこんな男の子」といった腐女子の誰もが一度は描く理想を体現している俳優陣。
かたや「攻め」は体格が良く文武両道、受への独占欲はマグマのごとく。多くは語らず態度で示す。友達に「お前変わったな」と言われるくらい受への愛情の強さをを見せ、愛の言葉も惜しみなく口にする。ツンがデレに変わる醍醐味をこれまた見事に体現しています。デレ~
とにかくキスシーン多し!そして2人の距離感がおかしい!顔近すぎ!!!でもスキンシップ過多になり過ぎず、ちょうどいい塩梅なのよ。それでココっ!ってツボは寸分外さずピンポイントで押してくる。正にイチャコラに萌え・身長差に萌え・体格差に萌える(ディーンにすっぽり入るパーム♡まさにジャストフィット!)もう全てが萌え。腐女子が夢見てきた萌えが全てつまってるのよ。ね?コレは観るしかないっしょ!

実は続編が

サブカップル(ディーンの友達とパームの友達)を主役にした続編が決定してるとの事。本編では恋人未満って感じで描かれていた2人。余裕の年上攻めとツンデレ年下受といったご様子でした。原作の小説にはパームとディーンのその後が書かれているらしいので、そのあたりがドラマでも描かれるのなら観ます!あ、後ね個人的に気になったのはちょっとしか出てこないけどディーンの先輩のソーン兄さんカップル。あの大人カップルの今後も続編で描いてほしいわ。ちなみにソーン兄さんの恋人シンの恋さんの容姿は高永ひなこさんの「恋する暴君」の巽先輩がモデルと思うんだよね。同意してくれた方は挙手願います笑

星は・・・?

文句なしにオススメします。音楽もすごくドラマとマッチしていて良かったし。輪廻転生という現実離れしたストーリーラインに萌えとキュンの詰まった見ごたえのあるドラマでした!というわけで星4.5あげちゃう♡ただ、先に述べたように「ザ・BL」なので「可愛い受を庇護欲の元デレデレに愛しちゃう攻め」の構図が好みじゃない方にはオススメできないのかな~と思います。ホント恥ずかしくなるくらい甘々だからね♡

思いのほかOhmFukeにハマっちゃったんで暫くはココにいようと思っていたのだけど今は次記事タイ沼④の深い深い沼に沈んでおります。当分陸に上がって来れそうにないっす。沼の底には何があるのか?というわけでタイBL沼は④へと続きます!タイBL怖いよーーー!でも・・・怖いけど行くわ!ズブズブ~④に期待しててね!!笑