yurico’s note

BLイズマイライフ♡BLのこと。感じたこと。時々日常

おすすめBL漫画編① 永遠のボーイフレンド(吉池マスコ)

 

BL漫画を買う時って何を基準にされますか?
作家買いとか、シリーズモノの続きとかは別にして
初めての作家さんの作品を買う時って、みんなどんな感じなのかしら


表紙に惹かれて・・・って方もまあまあいると思うんだけど
私の中の鉄則→「ジャケ買いはするべからず
表紙が良ければ良いほどね!大抵面白くないから  ←こらーーー笑
BL漫画におけるジャケ買いのリスクについてはまた別途語るとして・・・

そんな鉄則に従ったとしても
どうしてコレ買ったの?と問われたら・・・
フレディ(腐貴人)の勘としか言いようがないわね。
その辺りに関しては根拠のない自信もってます(キリッ!)

というわけで今日おススメするBL漫画はコレです

 

 吉池マスコ・永遠のボーイフレンド
(2010.1バンブーコミックス麗人セレクション 竹書房
 f:id:byuricol:20200427204823j:image
5つのストーリーからなる短編集

 

ストーリー

小さな花屋を営む、顔はゴツいけど、心はオトメなみちるさん。惚れっぽくて、世話焼きな彼女(?)を慕って今日もたくさんの人々が店を訪れる。
店のバイトくんの先輩・克彦もその一人で、毎日店に顔を出しては、みちるに憎まれ口をたたいて帰って行く。克彦を見ているとなぜか懐かしい気持ちになる、みちるだったが…!?
みちる姉さんの切ない恋を描いた表題作他、麗人本誌で大好評を博した心優しきオカマのみちるさんシリーズが遂にコミックス化。
ツンデレ塾講師と大学生のぎこちない恋愛シリーズ作品と描き下ろしを収録した最新コミックス!!

 

そう。主人公は表紙の右側のイケメン。
ではなく左の髭のおじさんオネエさん、みちるさんです。

 

吉池マスコのココが凄い!

・エロとおバカてんこもりなんだけど骨太のストーリー。ほろりとさせるのがまあ上手い。バカしながら本質ついてくる天才ね。
「反社会的はみ出し者を得意とする」ってあるけどそのトーリです。
絵ははっきりいって美しいとは言えないし独特なので食わず嫌いする人もいるだろうけど、それ大損してますから!私を信じて騙されたと思って読んでみてちょーだい!!!
お金は返さないからあくまで自己責任でね。

 

特にオススメするのはこの2つのお話です。


変態花屋の息子みちるさんとヒロキの物語

・教会に捨てられていた赤ん坊を周囲から反対されながらも育てて20年。とっても優しい良い子に育った比呂樹ももう大学生。
ある日比呂樹は「みちるさんに紹介したい人がいるんだ」と言います。「いよいよ来るべき時が来たわ!!!」とドキドキのみちるさん。
比呂樹が連れてきた「紹介したい人」とは!?

 

永遠のボーフレンド若かりし頃のみちるさんとケンちゃんの物語

・誰しも胸に忘れられない恋があるもの。
最近店によく顔を出す、バイト生裕太の高校の先輩の克彦くん。
口が悪くて憎たらしいのに人懐っこくてなぜか憎めない・・・
惚れっぽくて世話好きで、お人よしのみちるさんの一生に一度の本気の恋のお話
永遠のボーイフレンド。泣けるわ。何度読んでも泣く・・・
みちるさん、幸せになってね


最後に

短編が上手い人ってすごいよね。吉池マスコ氏の他作品で「藤原征爾君追悼特集に寄せて」「お父さんは悩ましい」「彼と任務とセックスと」「ベイビー カム ヒア」も読んで欲しい。ちなみに永遠のボーイフレンドは10年前の作品です。今は少し絵面も変わって洗練されてらっしゃいますが、何年経とうと良いものは良いのよねぇ。