凪良ゆう
あなたは好きになってはいけない人を好きになった事がありますか? 凪良さんは、あとがきでこう綴っています「押さえ込んでいるがゆえにじわじわと高まる一方の熱を書きたかったように思います」本当に。本当にこの一言に尽きるような気がします。 穏やかで…
生まれ変わったらなりたいもの。 『本の編集者』来世は本をたっくさん読んで編集者の仕事がしてみたい。 私は山田詠美さんが好きで彼女の本をたくさん読みました。小説はもちろんエッセイが大好きでね。山田詠美は私の読書における先生だった。「好きな人が…
わたしと文との関係を表す適切な、世間が納得する名前はなにもない。逆に一緒にいてはいけない理由は山ほどある。わたしたちはおかしいのだろうか。その判定は、どうか、わたしたち以外の人がしてほしい。わたしたちは、もうそこにはいないので〔流浪の月よ…
※あらすじ有り(未読の方はご注意下さい) 『あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい』 物語は幸せな家族の日常から始…
1月21日。2020年本屋大賞のノミネート10作品の発表が行われ、凪良ゆうさんの「流浪の月」が選ばれた。 BL小説家として12年のキャリアを持つ彼女が一般文芸として書いた3作目である。 凪良ゆうファンとして誇らしい。 賞が全てではないけど全国の書店員さんの…